社内広報(インターナル広報)とは?
社内広報(インターナル広報)とは、社内で働く社員・従業員やその家族に向けた広報活動のことを指します。
社内広報(インターナル広報)には、従業員に対して企業理念や社長の想いなどを浸透させたり、「従業員エンゲージメント(会社への帰属意識)」を高めたりする目的があります。
社内広報(インターナル広報)について詳しくは、以下の記事をご覧ください。
>>社内広報(インターナル広報)とは?企業が注力するメリットや成功事例 | 広報代理店
広報代理店がサポートした社内広報の成功事例5選
ここからは、広報代理店が実際にサポートをさせていただき、一定の成功を収めた社内広報(インターナル広報)の事例をご紹介していきます。
成功事例①:「ワーケーション」を積極的に自社ブログで発信
最初にご紹介する事例は、日本全国や海外で業務改善コンサル事業を展開されている株式会社キャップドゥー・ジャパン様における社内広報の成功事例です。
キャップドゥー・ジャパン様では、新しい働き方である「ワーケーション」へ取り組む様子を、自社ブログで多数公開しています。
ワーケーションとは、Work(仕事)とVacation(休暇)を組み合わせた造語で、普段の職場や自宅とは異なる場所で仕事をしつつ、休暇(遊び)も思い切り楽しむ働き方のことを指します。
社長の森田様が率先してワーケーションへ取り組む様子をブログ記事で発信することで、社員の方からもワーケーションへ挑戦する人が現れるようになりました。森田様の「楽しく仕事をしてほしい」という願いが、社内広報とワーケーションを通じて実現した成功事例だと考えています。
キャップドゥー・ジャパン様の社内広報を含めたオウンドメディア成功事例について詳しくは、以下の記事をご覧ください。
>>アクセス10倍!売上6倍!広報代理店「いっしょにオウンドメディア」事例“キャップドゥー・ジャパン様”編 | 広報代理店
成功事例②:社長も含めた社員インタビューを自社ブログで発信
続けてご紹介する事例は、熊本県の住宅会社「株式会社リリーフ」様が運営されているリフォーム専門サービス「アネシスリフォーム リ;コーデ」様における、社内広報の成功事例です。
リ;コーデ様では、自社ブログでSEO記事を中心に更新していましたが、社内広報も実施することになり、社長も含めた社員10名にインタビューを行いました。
代表(社長)、設計士、営業、現場監督それぞれの方々に30分~1時間程度お話を伺い、インタビュー記事として丁寧にまとめていきました。
こうしたインタビュー記事を読むことで、社内では社長や他の社員さんの仕事への想いを知ることができ、社外ではリ;コーデ様がどういった企業なのかをしっかりに伝えることができます。
社内広報が、従業員エンゲージメントを高めつつ、社外のステークホルダーとの関係も同時に築いていける非常に重要な手段であることを、こちらの成功事例は示していると思います。
リ;コーデ様の社内広報を含めたオウンドメディア成功事例について詳しくは、以下の記事をご覧ください。
>>SEOが大成功!広報代理店「いっしょにオウンドメディア」事例“株式会社リリーフ様「リ;コーデ」”編 | 広報代理店
成功事例③:会社の働き方や福利厚生を自社ブログで発信
続けてご紹介する事例は、木材を中心とした建材の小売業を営んでおられる熊本県の株式会社 大商木材様における、社内広報の成功事例です。
大商木材様では、もともと求人目的でコーポレートサイトを作成し、そちらのオウンドメディア(自社ブログ)も広報代理店でサポートさせていただきました。
求人目的なので、ハローワークなどで大商木材様に興味を持たれた求職者の方に向けて、社長の想いや働いている社員さんの紹介、福利厚生や仕事内容などのコンテンツを作成いたしました。
その結果として、実際に自社ブログ経由での採用に成功しただけでなく、既存の社員や社長にとっても良い効果をもたらしたのだそうです。具体的には、「社長の発言にブレが少なくなった」や、「社内広報を通じて社長の考え方が社員に浸透した」などの声が聞こえてきました。
大商木材様の成功事例を見るとわかるように、社内広報は求人効果も持ちつつ、既存の社員へも良い影響を与えられる広報手段であると改めて感じます。
大商木材様の社内広報を含めたオウンドメディア成功事例について詳しくは、以下の記事をご覧ください。
>>ブログ経由で求人に成功!広報代理店「いっしょにオウンドメディア」事例“株式会社 大商木材様”編 | 広報代理店
成功事例④:経営者の想いや取り組み内容を自社ブログで発信
続けてご紹介する事例は、働き方を変えたい女性のためのキャリアチェンジスクール「LIBERTY」の運営など、多数の事業を展開されている「Outgrow Japan株式会社」様における社内広報の成功事例です。
Outgrow Japan様では、主にオンラインスクールのメンバーさんに向けて、社長の過去の体験談や考え方、取り組んでいることなどを、オウンドメディア(自社ブログ)で積極的に発信しています。
その結果、オンラインスクールに通っている人たちが社長の意外な一面を知ることができたり、会社が自分たちのために取り組んでいる内容を知ることができたりしました。
そういった情報や考え方を社内広報で知ることで、オンラインスクールのメンバーさんたちはより一層授業に取り組めるようになったり、スクールに対して愛着を持ったりするなど、たくさんの良い効果があらわれました。
Outgrow Japan様の事例も、さまざまなスクールにおいて社内広報が有効であることを示す、貴重な成功事例だと感じています。
Outgrow Japan様の社内広報を含めたオウンドメディア成功事例について詳しくは、以下の記事をご覧ください。
>>想いや経験が資産に変わった!広報代理店「いっしょにオウンドメディア」事例“Outgrow Japan様”編 | 広報代理店
成功事例⑤:仕事への取り組み方を社員インタビューで発信
最後にご紹介する事例は、熊本県のマーケティング専門会社「熊本マーケティング研究所」様における、社内広報の成功事例です。
熊本マーケティング研究所様では、社内サービスの紹介や、マーケティングに関する啓蒙記事などを、広報代理店がサポートして記事化しています。そのなかで、熊本マーケティング研究所様の社員メンバーのインタビュー記事も作成させていただきました。
社員紹介コンテンツを作成することで、求職者に対するアピールになることはもちろんですが、長く一緒に働いている同僚社員が「こういう一面があったんだ」ということを知るきっかけにもなったそうです。
また、新入社員へインタビューを行って記事化することで、「新入社員を入れて事業拡大している」ことも対外的にアピールできますし、「新入社員はこういうことを考えているんだ」という感じで先輩社員たちにとっても有益な情報になっています。
「社内広報に何から取り組んでいいかわからない」といった企業様は、まずは社員インタビュー記事から始めてみてはいかがでしょうか。
熊本マーケティング研究所様の社内広報を含めたオウンドメディア成功事例について詳しくは、以下の記事をご覧ください。
>>専門知識を資産に!広報代理店「いっしょにオウンドメディア」事例“熊本マーケティング研究所様”編 | 広報代理店
社内広報(インターナル広報)を成功に導くためのポイント
社内広報(インターナル広報)を成功に導くためには、押さえておくべきいくつかのポイントが存在します。
社内広報を行うツールを選定する
社内広報を成功させるためには、まずは適切な広報ツールを選定する必要があります。
社内広報を行うのに適したツールとして代表的なのは、オウンドメディア(自社ブログ)と社内報です。
オウンドメディアとは、広くは「自社発信のメディア全般」という意味になりますが、そのなかでも特に「自社ブログ」が社内広報には適しています。
また社内報とは、会社内の出来事や経営理念、経営者の考えなどを紙媒体やWeb上の記事としてまとめ、社内向けに発信するコミュニケーション手段のことを指します。
まずはオウンドメディアや社内報といった社内広報を行うためのツールについて理解を深め、どの広報ツールで社内広報を行なっていくか決定することが大切です。
オウンドメディアや社内報について詳しくは、以下の記事をご覧ください。
>>オウンドメディアとは?ペイドメディアとの違いやメリット・注意点 | 広報代理店
>>社内報とは?目的・メリットや使えるネタ、社内運用時の4ステップ | 広報代理店
コンテンツごとのテーマ・目的を明確にする
続いてご紹介する社内広報を成功に導くためのポイントは、「コンテンツごとのテーマ・目的を明確にする」です。
テーマ・目的が明確になっていないまま社内報を出したとしても、社員が読んだあとに「結局なにを伝えたかったんだろう?」と思うだけで、従業員エンゲージメント(会社への帰属意識)は高まらないかもしれません。また、読んでくれるならまだいいですが、「タイトルだけを見て内容は読まれない」なんてことも発生してしまいがちです。
たとえば「会社の企業理念を紹介!」や「社長が日々考えていること」、「○○部署の社員にインタビュー」など、テーマを明確にすることで、読者である社員の興味を引くことができるはずです。
コンテンツのネタ(テーマ)は豊富に用意する
社内広報を成功に導くにあたって、テーマを明確化することがとても大切であることをご説明しました。
しかし、社員が興味を持ちつつ、社内広報にふさわしいテーマを用意するのは、なかなか大変です。例えば月に1回社内報やブログ記事を作成したとしても、1年間で12個のテーマが必要となります。
社内広報は、理想を言えば毎週1回(月4回)程度のペースで行うのが良いとされています。そのため、テーマはできるだけ豊富に用意しておきましょう。
以下の記事では、社内報などで使えるテーマ(ネタ)を106個ご紹介しています。社内広報のテーマが尽きてしまってお困りの方は、ぜひ参考になさってください。
>>社内報のネタ探し中なら必見!プロが選ぶ社内報のネタ106選 | 広報代理店
経営者や従業員へしっかりとインタビューしてコンテンツを作る
社内広報は、社内報にしろブログ記事にしろ、コンテンツの中身や質も大切になってきます。
たとえば経営者や従業員へのインタビュー記事を作成する場合でも、質問を用意してアンケート形式で答えてもらったものを記事にすることも可能ですが、それですと回答者の「熱」がコンテンツに反映されにくいです。
しっかりと経営者や従業員に時間を作ってもらい、広報担当者がインタビューを行なって、生の声で想いを引き出すようにしましょう。そうすることで、社員に読んでもらえる社内広報のコンテンツを作り出すことができます。
インタビュー記事の書き方や、インタビューの仕方について詳しくは、以下の記事をご覧ください。
>>インタビュー記事の書き方とは?メリットや取材時のポイントも解説 | 広報代理店
社外への発信も意識してコンテンツを作る
社内広報を成功させるために重要なこととして、「社外への発信も意識してコンテンツを作る」ことが挙げられます。
「社内広報なのに社外?」と思う方も居るかもしれませんが、社内公開を限定したコンテンツにしてしまうと、「社内にしか見せないモノだから」といった意識が働いてクオリティが下がってしまう可能性があります。
また、「会社の企業理念を紹介!」や「社長が日々考えていること」、「○○部署の社員にインタビュー」などのコンテンツは、社外に公開しても企業のことを知ってもらうという点でとても意味があります。
そして、社内広報用のコンテンツを社外に公開していくことで、最近注目を集めている「オウンドメディアリクルーティング」に繋げていくこともできます。オウンドメディアリクルーティングについて詳しくは、以下の記事をご覧ください。
>>オウンドメディアリクルーティングとは?メリットや成功事例 | 広報代理店
自社だけで社内広報を続けるのが難しい場合は外部へ委託する
社内広報が失敗に終わってしまう原因の1つに、「なにがなんでも自社だけで社内広報を成功させよう」と思ってしまうケースがあります。
自社だけでやろうとして広報担当者に社内広報をお願いしたとしても、すでに多くの仕事を抱えている場合だと、社内広報に十分な時間を割けない可能性があります。
自社のリソースだけで社内広報を行っていくのが難しいと感じた場合は、外部の広報専門企業へ社内広報を委託する選択肢もあります。外部の広報専門企業は豊富なノウハウやアイデアを持っているので、社内広報を委託することで成功の近道になるでしょう。
社内広報の成功サポートなら広報代理店へ
この記事では、広報代理店がサポートさせていただいた社内広報(インターナル広報)の成功事例5例や、社内広報を成功に導くためのポイントについてご紹介してきました。
社内広報は、社内に発信する広報ツールをしっかりと選定し、コンテンツごとのテーマ・目的を明確にすることが非常に大切です。そのうえで、経営者や従業員へしっかりとインタビューを行って、社内だけでなく社外へ見せるつもりでコンテンツを作成しましょう。
「自社だけで社内広報を成功させる自信がない……」
「社内広報までなかなか手が回らない……」
上記のようなお悩みを抱えている企業様は、日本で始めて広報を専門とした代理店「広報代理店」が、社内広報をお手伝いさせていただきます。
社内広報や広報全般のお悩みやご相談は、広報代理店までお気軽にお問い合わせください。